今日は、宇曽嶽に行きましたが、夕立が降ったので鳥見失敗。そこで、車について。かなり専門的な話なので、興味ない人はとばしてください。
私は、ここのところ3台の車を乗り継いできました。H8年レガシイ250T、H16年フォレスター20X LLBean、そしてH23年ゴルフCL(コンフォートライン)です。それぞれの動力性能は以下の通り。
レガシィ :2.5L 最高出力175ps/6000rpm 最大トルク23.5kg・m/3800rpm
フォレスター:2.0L 最高出力137ps/5600rpm 最大トルク19.0kg・m/3200rpm
ゴルフ :1.4Ltb 最高出力122ps/5000rpm 最大トルク20.4kg・m/1500~4000rpm
車両質量はゴルフが1.3t、他の2台が1.35tと大きな差なし。よって、カタログ上では、レガシィのパワーが勝っていますが、体感上は、カタログ上では非力なゴルフの方がパワーがあるように感じます。これは、グラフで評価すると分かりやすいです。
このグラフは、カタログが手元にあるゴルフ以外は、ピークパワーを除き推定ですので、イメージで捉えてください(結構いいかげんです)。低回転領域では、ターボが効くゴルフの方が、(加速に効く)トルクが大きいです。日常の使用では、1000~2000回転の低回転領域を多用するので、この領域でトルクを発生する車(つまりゴルフ)が、パワーがあるように感じるのです。もちろん、ゴルフには、トルクコンバーターを用いないミッションである、DSGも装備されており、このDSGのダイレクトな接続感も、パワー感に一役買っています。ここのところ、どのメーカーでも、エンジン回転数を抑えて燃費改善を目指す方向にあるので、今後はピークパワーよりむしろ低速でトルクを出す設計のエンジンが増えてくると思います。低速でトルクを出すためには、ロングストロークのエンジンの方が有利とされており、ショートストロークのスバルエンジンは不利です。(内径×行程(ストローク):レガシィ99.5mm×79.0mm 、フォレスター92.0mm×75.0mm、ゴルフ76.5mm×75.6mm であり、フォレスターは3割も排気量の小さいゴルフよりストロークが短い設計となっています。)
もちろん、ゴルフは5000回転で馬力が落ちる頭打ち感があり、その一方ではSOHCながらショートストロークエンジンのフォレスターは、6000回転まで躊躇なく回ります。レガシィの大排気量エンジンの余裕感も良いです。低回転での扱いやすさと高回転での伸びは、ある程度トレードオフの関係にあり、ここらへんは趣味の問題でしょう。
また、以上の説明の中にもあるとおり、燃費も大きく異なります。日常使用は、ゴルフ12~13km/L、フォレスター7.5~8.5km/L、レガシイ7~8km/Lといったところでしょうか。スバルのショートストロークエンジン(高回転まで回さないとトルクが出ない)とスバル得意の4WDシステム(どうしても駆動系の抵抗が大きくなる)は、燃費に不利です。スバル車はこれらが燃費の足を引っ張っているのかもしれませんね。ただ、悪路での4WDの走破性は、絶大な信頼があり、スリップして困った記憶がありません(FFのゴルフは、砂利にはまり車輪の空転を経験しました)。なお、最新型ではエンジンが見直され、燃費性能が変わっているようです。フォレスターのNAモデルでは、ロングストロークエンジンに変えたようです。スポーツ性能より、燃費を重視する設計にしていますね。ターボモデルは、レースでも活躍するスバルターボのイメージを大事にしたいのでしょう、未だスポーツ性能重視のショートストロークエンジンです。
ゴルフの走りの面での悪さについては、タイヤです。205/55 R16タイヤは太すぎです。グリップ力があり、めったに鳴らなくて安心感はありますが、燃費や乗り心地に悪影響を与えているのではと思います。排気量が2.5Lとゴルフの倍近いレガシィでも195/60R15でしたし、この程度のタイヤが適正なのでは?同じエンジンを積む旧モデルのTL(トレンドライン)では、195タイヤを履いていたのに、新型で太くしたのは、デザイン上の見栄えからでしょうか?
夕方、高いところなら涼しいだろうと宇曽嶽へ。それなりに涼しいでした。
夕立が降った後で、なかなかきれいな眺めですね。
鳥は、アオバトやソウシチョウの声はするのですが、なかなか姿を現しません。
あきらめて下山しかけたら、日没を前に鳥が動き出しました。
これは、リュウキュウサンショウクイですね。シャッターリリースの調節がまずくて、一枚しか写真を撮れませんでした。
これは、オオルリのメスと思います。地味なので分かりづらいですが。
また、メジロの撮影に成功しました。すばしこいメジロも、なんとかデジスコで撮れるようになってきました。
(Nikon Coolpix P5100 + Vixen GeomaⅡ ED67Sで撮影)
家人の所用で宮崎にいきました。私はフリーなので、その間に鳥見。
アジサシが居るらしいので、一の瀬川の河口に行きました。アジサシが飛んでいるのは見たのですが、あまりに暑いので撮影は後に。
所用の一段落した家人と、綾町の酒泉の杜で昼食を。その後、照葉樹林のつり橋に行きましたが、吊り橋が架け替えで解体中なだけでなく、谷底のかじか橋も閉鎖されて入れなくなっていたのは残念。鳥見できず。
夕方、アジサシの繁殖地へ。
立て札があったので、すぐわかりました。当該の砂浜はロープで仕切ってありました。
かなり広いですね。沢山の数のアジサシが群れています。飛び立っては砂地におります。
雌雄対になっていると思われるものもいます。給餌行動もみられるので、もしかしたら親子かもしれません。
地面に降りると、なぜかくぼみにしゃがみこみます。営巣行動かな?
このように足を出した姿は珍しいです。餌を探しているようでした。
地面に降りると、あまり動かないので、夕暮れの照度の低い中でも、それなりの写真が撮れました。
こちらは、シロチドリの若鳥です。数羽いました。もう暗すぎて撮影は限界です。
次の日の朝、フェニックスに隣接する市民公園に行きました。
芝生のところでカメラを構えていると、セグロセキレイが歩いてきました。羽を整えています。
そのうち、ツメナガセキレイも現れました。伸びをしています。
皆集まり、一見のどかに見えますが、実は、この後、2羽のツメナガと1羽のセグロは、場所争いを始めました。近くの水場を確保したいようです。あまり激しくなく、さりげなく追いかけっこをした上で、セグロの方があきらめて立ち去りました。
その水場に鳥が近づいたので見ると、シジュウカラ雌でした。今回はじめて、デジスコでシジュウカラのまともな写真が撮れました。
こっちを警戒しつつも、結構長く姿を見せてくれました。
公園の中の杭の上にスズメがいました。結構長くなにかをついばんでいるので、たぶん誰か餌をやっているのでしょう。
その後、また家人を拾って、青島へ行きました。ちょうど海開きの後で、皆さかんに海水浴をしていました。ここには、トビとハトくらいしか見かけなかったですね。
ところで、今回、レンタカーでインサイトを借りました。ハイブリッドカーですが、雑誌ではプリウスと比較して叩かれがちな車です。あまり期待していませんでしたが、23km/Lと良好な燃費を記録しました(信号の少ない田舎道を、200km超走行してでの結果です)。やはりハイブリッドカーですね。所有するゴルフCLが最高でも18km/L台(下り坂参考記録は除く)、その前のフォレスターが11km/L台が限度だったことを考えると、素晴らしい燃費です。思いつく長所短所は以下の通り。
<長所>
・とにかく燃費が良い。
・排気量(1.3L)と車重(1.2t)の割に発進時の加速が良い。モーターの恩恵。渋滞している道も快適です。
・思ったよりクセの無い走り。モーターのアシストもスムーズ。但し、アイドリングストップは今一つ。突然エンジンがかかりびっくりします。
<短所>
・200万円近くする車の割には、メーターや内装が安っぽい。(ハイブリッド部分が車両価格を押し上げているのでしかたないか?)
・巡航速度からの加速がいまいち。88馬力しかないエンジンだからしょうがないか。
・CVTのS(スポーツ)モードが使い物にならない。回転数が跳ね上がるだけで加速感はさっぱり。
・後ろが見えづらい。真中に横棒のある変則的なリアウィンドウのせい。
・後ろ席がせまい。特に天井が低い。2人乗りか、おとな2人こども2人なら問題なし。
・エアコン吹き出し口の位置の関係で、ナビが異常に助手席寄りにあり見づらい。
結局、短所の方が多くなりましたね・・・ 通常の軽自動車より実燃費が良いので、短距離街乗り専用であれば良い車かと。
(Nikon Coolpix P5100 + Vixen GeomaⅡ ED67Sで撮影、但し風景はカメラのみ)